シボ加工とは、金属の表面に模様を付ける金属微細加工法のひとつです。主に薬品によって金属を溶解するため化学腐食(エッチング)とも言います。
これは皮をなめす時にもんだり絞ったりする作業を「シボ付け」と言い、この模様を「シボ」と言うことから来ているようです。

 

プラスチック成形金型の場合、皮革模様に限らず木目・岩目・砂目・なし地・幾何学模様の腐食加工もすべて「シボ加工」と言います。英語の表現にはTexturing、Graining、Engravingなどがあります。

 

当社の受注品種は、自動車の内外装品をはじめOA機器・家電製品・住設機器・家庭雑貨など、射出成形金型全般に渡っています。
またロゴ・文字などの腐食加工も行っています。 

 

シボ加工がもたらす効果は大きく分けて三つあります。

意匠

シボの付いていないプラスチック製品は、ツルツルの無表情で随分安っぽく見えます。例えばコンピューターのモニターやキーボードを触ってもらうと、微妙なザラザラが付いているのが感じられると思います。ほんのわずかなザラザラではありますが、これがあるのとないのとでは人に与える印象に大きな違いがあります。家電・OA製品には控えめな「なし地模様」、自動車・住設機器等には積極的に見せるためのシボである「皮革模様」「幾何学模様」「岩目」「木目」などが多く使われます。

機能

プラスチック製品の表面は意外と柔らかく、傷つきやすいものものです。シボがあると傷が付きにくいもしくはキズが付いても目立ちにくくなります。またシボのないツルツルの表面では滑りやすかったプラスチック製品が、シボ加工によってしっかりと持ちやすくなります。シボの凹凸がそのまま抵抗として働き、滑り防止になるからです。射出成形品の生産現場では、成形時のウェルドライン・ヒケを低減させ、また離型を助けます。品質・納期・コストを含めた生産性の向上に役立っています。

環境

シボ加工を施すことにより成形品表面に塗装を必要としない製品ができます。塗装をしなければ塗料に含まれる有機溶剤なども使わなくて済みます。シボ加工は環境にやさしい製品を作ることにも貢献しているのです。

 

成形品の表面に模様を付ける技術にはいくつかありますが、おもに使われる
  電鋳・放電加工・精密鋳造と比べて以下の特徴があります。

機械加工ではできない複雑かつ微細な模様が容易に得られる。
選択できる模様の自由度が高い。
納期が短い。
設計変更にともなう再加工や、打痕などの補修が可能である。

 

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